それに続いて、「こら、サクラ!ソラに偉そうに言うたら、ダメ…」、
「ソラも、こんなちっちゃい子に負けたらあかんよ、しっかりしなさい!」
そんな叱咤激励をとばす、妻の声が…。
最近、一日に何度か、こんなパターンの諍い(?)が生じています。
「又、始まったか!」と思いながら、階下に下りていくと、
長い尻尾をだらっと下げたソラが、ソファーの上へ避難しています。
「サクラは、偉そうにし過ぎ…。このまま図に載せてしまうと、ソラが可哀想やわ!」
そう妻はいうのですが…。
えてして、物事を楽観的に捉えがちな私には、
ソラが怖がったふりをして、避難の真似ごとをしているようにも思えるのですが…。
運動能力では遥かに勝るソラの、余裕なのか…
それとも気が弱いために、サクラの小さなお尻に敷かれつつあるのか…
いずれにしても、ブリーダーの狭いケージの中で過ごしてきて(推測です!)、
「お座り!」「待て!」すら躾られていなかったこの子に、
しばらくは自由に遊ばせてやろうと、)本気で躾をしていなかった私達ですが、
「ソラのためにも、そろそろ締めるところは締めないと!」、そう決心しているのですが、果たして…。