犬の里親日記(6)

サクラの元気が…

2012.6.8


先日、動物病院から、「サクラちゃんの鞭虫駆除薬が入荷しました」との連絡があり、早速空腹時1錠を1回服用させました。

最近の、月に一度服用させるフィラリア予防薬は、消化管に寄生する殆どの原虫駆除にも効果があるそうですが、

サクラの場合は、既にフィラリアに感染しているために、この予防薬は使わず、

原虫を徐々に弱らせる薬を毎日服用させ、治療兼予防を行っています。

最近は、フィラリア原虫を一度の注射で殺してしまう薬剤も開発されているそうですが、

大量の原虫の屍が肺動脈を栓塞させると、生体への危険性が懸念されるため、

サクラの場合は、気長に治療を進めていく道を選びました。

ただこの薬は、鞭虫には効果がないために、別な治療が必要なのだとか。


効果確認のために、服用日から3日間の便全量を採って、持ってくるように指示されました…。

そして検便の結果、3日目の便から鞭注の屍がかなりの数検出され、「ヤレヤレ、一安心!」と思いきや…!


数日後、今度は2日続けて、またもや下痢便です!

2日とも、朝の排便はごく正常なものだったのですが、3〜4時間後に、頻りに外に出たがるもので連れ出すと、水様性の下痢便が…。

しかも、1日目は下痢の後も元気いっぱいだったサクラでしたが、

2日目は、いつもの活発さや食欲もなく、目にも生気がありません…。

散歩でも、呼吸が荒く感じられました。

獣医さんに診てもらいましたが、もしかしたら、心臓に寄生しているフィラリア原虫が駆除され、肺へと移行した時期かもしれないとは言われました。

或いは、フィラリア治療薬の副作用も考えられそうですが、決定的な原因が判らずじまい。

ただ、肛門から採取した便に細かい混じっていたようで、もしかすると、庭で何かを拾い食いしたのが原因かもしれません…。

或いは、我家に来て6日目から生理が始まり、慣れない環境下でハイテンションな状態がほぼ3週間続いため、今になってその疲れがドット出たのかもしれません…。

或いは、私達飼い主が、食物をねだられるままについ与え過ぎ、この子の適量を超えたために、胃に負担がかかったのかもしれません…。

色んな原因を考えられ、獣医さんでは敢えて処置はせずに連れ帰ると、少し元気を取り戻したようで、動きも多少活発になってきました。

この日の夜は、夫婦ともにソラやサクラと同じ部屋で寝ることにしました…。


幸い、翌日にはだいぶ元気を取り戻し、食欲も、これまでのようにがつがつこそしませんでしたが、少なめの量をきれいに食べ切ってくれました!

翌々朝、朝食への食い付きが今一つと思われましたが、

散歩は短めにし、帰宅後入念にブラッシングをしながら話しかけていると、すっかり元気を回復した模様!

人懐っこい活発な仔のために、ついなおざりにしていた、メンタル面でのケアも必要なのかもしれません…。

その後は下痢することもなく、悪戯に拍車がかかってきました。

ただ、庭で離していると、時々草を食べいるようで、もしかすると、フィラリアの治療薬が、胃に負担になっているのかもしれませんが…。