犬の里親日記(5)

案ずるよりも…

2012.5.25


サクラが我家にやって来たのが先月の26日ですから、ほぼ1か月が経過しました。

保健所のケージから出された時から人懐っこい仔で、最初はよほど可愛がられていたのだろうと想像していたのですが…。

普通の家庭で飼われていたのなら、少なくとも「お座り!」「待て!」くらいは教えられている筈でしょう。

連れ帰った当初は、飢えていたのだから仕方無かろうと思っていたのですが、

1か月近くが経過した今も、食事を出すと、脇目も振らずにがつがつと食べ始める始末!

逆に、人間に可愛がられることのない生活を送っていたのではないかと思うと、愛おしさが余計に募ってきます。


心配していた、先住犬ソラとの相性ですが…

当初はソラが匂いを嗅ごうと近づくと、「ウーー」と威嚇しますし、

一緒に走ろうとして0も、すぐに無視しますので、

ソラも、「何で新参者に気を使わなければならないの」と言わんばかりに、辟易した様子でした。

一緒に散歩に出かけても、すぐに別行動をとる始末…。

ただし、サクラの方は、ソラの動向を気にし始める様子はうかがえましたが…。


それが、ここ一週間ほど前から好転の兆しが見えてきて、

ソラが押さえつけると、サクラは仰向けになってお腹を出して、服従の意を表明している様子です。

散歩でも、サクラが別な方向に歩きだすと、ソラも同じ方向に向きを変えるようになってきました。

「案ずるよりも産むが易し」で、犬同士がコミュニションを取って、自分達の生活に必要なルール作りをやっているようです!


5月1日に始まったサクラの生理は、ほぼ3週間が経過して、興奮状態もようやく鎮まってはきましたが、

その終幕に合わせるように、下痢便が…。

食欲は旺盛ですし、朝6時頃の排便は普通だったのですが、

朝食後3~4時間経ってから、昨日、一昨日と2日連続して、水様性の下痢便が…。獣医さんに検便してもらった結果、鞭虫という寄生虫の存在が確認され、薬が届き次第、治療開始です…。

今まで(多分)放ったらかしにされていた分、クリアーしなければならない問題がでてくるのでしょうが、

ソラと遊んでいる無邪気な悪戯娘の姿を見ていると、心が癒されてきます!何としても、天寿を全うさせてやりたいものです!