放 浪 記 (134)

今年、一番ときめいたこと

2014.12.29


今年は、私にとって嬉しいことが少なからずあったのですが、

本来の気まぐれでズボラな性格に加え、

今私が力を入れている軽井沢観光ガイドへの申し込み件数が増え、

連絡・調整係をやっている私は結構多忙になって、タイムリーに書き込むことがなかなかできませんでした。

この多忙さも、嬉しかったことの一つではありましたが、

中でも、久しぶりに血沸き肉躍るような喜びを感じたのは、

出身高校の陸上部の後輩たちが、4×400mリレーでインターハイ山梨大会に出場し、準決勝まで進出したことです。


7月下旬、高校陸上部の2年後輩で、現在も某通信社に勤務しているF氏から、

「母校の後輩諸君が上記競技で全国大会に出場、自己新の3’14”○○で準決勝に進出した」との一報が、E・メールで届きました。


この記録を一人当たりの400mの走力に換算すると、48"50…。

40数年前の学生時代、関西ではそれなりに頑張っていたつもりの私ですが、400mで50"00を切ることなど、夢のまた夢!

しかも驚いたことには、彼らの中で一人も、大阪大会の決勝にすら進出できなかったとか。

言い換えれば、地域の競技会で少し目立つレベルの高校生が、

全国レベルのエース的な存在の力を借りることなく、

4人の総合力で勝ち取った、まさに快挙といってもよいでしょう!


以前は、陸上競技に力を入れる私学は少なかったのですが、

最近は、今隆盛の駅伝競技はもとより、

短距離でも全国大会で優勝を狙える強力なリレーメンバーを組むために、全国津々浦々から素質あるアスリートを集める時代。


そんな環境の中で、「逞しいアスリートというよりも、文科系クラブと見間違うようなメンバー(前述したF氏記)」の4人が力を合わせて、全国大会の準決勝まで進出したことは、まさに驚異と思われます!

それこそ、山梨県の会場まで、車を飛ばしたいような衝動に駆られたのですが…。


桐生選手のような大物アスリートならともかく、

準決勝レベルの彼らの活躍がTV放映されることはありませんので、

奇跡が起こることに一縷の望みをつなぎつつ、F氏の続報を待っていました…。

届いたEメールには、案の定「予選で全力を使い果たしたのか、準決勝では予選タイムに及ばず、結局決勝進出はなりませんでした」と…。


その後、You Tubeで大阪大会・近畿大会そして全国大会での彼らの活躍ぶりを観戦することができましたが、

地区大会でもダントツの力はなかったようで、「このひ弱なチームが、よくぞここまで!」というのが、正直な印象です。

でも、後輩たちの活躍に、久しぶりに心をときめかせることができました。

本当に、ありがとう!