放 浪 記 (126)

同窓会に向けて…

2013.10.10


10月13日、大学の学部同窓会が京都加茂川沿いの祇園の料亭で、

翌14日には、高校の学年同窓会が大阪のホテルでと、連チャンで行われます。

5年に一度開かれる高校の学年同窓会には、必ず顔を出していますが、

出席者の顔ぶれも次第に固定化してきており、今更サプライズなど期待もしていません.


しかし、大学の学部同窓会に出席するのは今回初めてで、

卒業以来40年ぶりに再会する人も、結構出席するはず…。

正直申し上げて、男性陣の卒業後の進路は殆ど知っていますので、

外見は別として、現在の価値観等に関しては、概ね想像がつくと思っているのですが、果たして…。


その中で、卒業以降、年賀状だけのお付き合いが続いている今回の幹事A君!

読書好きで頭脳明晰な男でしたが、

決して前面に出ることなく、脇役に徹する人柄だったと認識していたのですが、

還暦を過ぎた頃から、年賀状に自分のスナップ写真を載せるように…。

昔、厚顔無恥で目立ちたがりやだった私ですら、

元々容貌にコンプレックスがある上に、加齢に伴う皺やシミがひときわ目立ってきた今、

恥ずかしくってそんなこと、とてもできないのですが…

彼の心境の変化や、如何に!


神戸育ちのお嬢さんで、昔からどこか垢抜けしていたKさん(村上春樹の同級生とか)!

10年ほど前の同窓会の集合写真では、とっても高価そうな和服姿が際立っていましたが、

今回も、艶やかな和服姿で出席するのでしょうか。


大学入学後最初に惚れた、京風美人のHさん!

尤も、口の悪い連中は「おたやん」と呼んで、私を怒らせていましたが…。

恋愛感情には疎い私でしたので、

気持を告白したこともなく、僅かに一度、コンサートにお誘いしただけでした。

二年ほどで、彼女への思いは冷めていたのですが、

なぜか同級生たちからは、私が4年間一途に思い続けていたと勘違いされていた女性です…。

前述した集合写真を見た時、「Hさんだよ!」と言われるまで、全く気付きませんでした。

勿論今回、お会いできることを一番の楽しみにしている方ですが…。


つまらない見栄だとは思うのですが、

早期退職に踏み切り、一時期苦境に陥ったことを薄々感じていた同窓生たちに、

今の自分の姿を見せておきたいという気持が、正直かなり強くあります。


移動距離の長さや金銭的な問題もあり、今後気軽に出席することも難しくなる同窓会ですが、

この2日間だけは、しっかりと楽しんできたいと思います。