放 浪 記 (119)

日本一の長寿県

2013.3.2


数日前のマスコミの報道でご存知でしょうが、長野県の平均寿命が、男女共に全国一だとか!

厚労省の見解として、「公衆衛生の先進県の一つで、健康寿命(平均寿命から、衰弱・病気・痴呆などによる介護期間を引いた寿命)も長い。生活習慣病の改善などの成果の表われ!」とか。

今年の厳しい寒さに、ついつい弱音を吐いていた私ども夫婦には、

「我々と同じような厳しい環境で、みんな頑張ってるんだ!」と励まされる思いがしました。


しかし、漬物=高血圧と考えてしまう私には、「毎日のように野沢菜を食べている長野県の人が、何故?」と思ってしまう、正直驚きのデータなのです…。

勿論、循環器系疾患だけが死因の全てとは思っていませんが…。

30年ほど前に、転勤で松本市に引っ越した時のこと、

挨拶に行った家主さんのお宅で、お茶受けにどんぶりに山盛りの野沢菜でもてなして下さったのには、ビックリしました…。

そんな食習慣は、今も長野県全域で続いていると聞いていたのですが…。


それとも、地域密着医療と高度専門医療とを併存させている、有名な佐久総合病院の長年にわたる活動が実を結び、

全県の人々の生活習慣に、変化が生じてきたのでしょうか?

実際に目に見える形では、

ここ数年、我家の周囲では、

雨にも負けず、雪にも負けず、夏の暑さにも冬の寒さにも負けず、

年間を通じてジョギングやウォーキングをしている年配の方の数が、結構増えてきています。


自然環境に恵まれた土地柄!

要は、「やれ食事だ、血圧だ!」などと細かいことに神経質にならずに、

好きなものを食べて、毎日しっかりと歩くこと!

当たり前の結論でしょうが、みなさんの元気な姿を見ていると、そんなことの大切さがつくづく感じられるのです。