放 浪 記 (106)

近 ご ろ の 若 者 !

2012.7.1


今日から7月、我家の周辺でも別荘族(らしき人たち)の車が増えてきました

朝夕の犬の散歩では、片道500mほどの町道を通って、畑を貫く農道へと出るのですが、

その間、車に出遭うとしても、せいぜい1、2台程度…。

安全な散歩道ではあるのですが…。


ただ、道幅が狭く、対向車の一方が路肩に寄せてに停止しなければ、すれ違えないほどですので、

大概の車は、思いがけない犬の動きに配慮して、スピードを落として下さいます。

今日も、後ろから来た若い男女の運転する車が、殆ど止まらんばかりに最徐行しつつ、

にこにこと笑いながら、ゆっくりと追い越していかれました。

飼い主の勝手な身びいきなのでしょうが、

ヒトの心の優しさを感じる瞬間でもあります。


「うんとスピードを緩めて下さるのは、若い人やね。運転手に頭を下げようと車内を見ると、茶髪とか、普段我々年代とは、相容れないような服装の人やったり…」と、妻!

逆に、そんな狭い道なのに、全くスピードを緩めずに、

アクセルを踏み込んだまま通り過ぎる車も、少なからずありますが、

それが若者だったことは、多分一度もなかったと思います。


「最近の若者は…」という人生の先達の嘆きは、古来から言い古されたものだとか…。

若者は、根は思いやりがあっ、優しいものなのだと、心底思うことが多くなりました!


「他人のふり見て、わがふり直せ!」

昔、多分「いろはかるた」で覚えた教訓ですが、

この年になって、「実行しなければ!」と、身に沁みて思うようになりました!