放 浪 記 (94)

春の夜、突然に!

2012.3.20 


タイトルから、艶っぽい話を想像されるかもしれませんが、

私にとっては、少しばかりショッキングな出来事がありました…。


「どないしたん?何を笑ってるの…」

枕元で、妻の声が聞こえてきました。

誰かが面白いことを言ったのに反応して、自分が声を出して笑っているという、

そんな夢を見ていた私は、

妻の声を聞いたことによって意識が覚醒し始めて、

気持悪がっているんだろうなということを、おぼろげながら察知し始めました。


私:「俺、声を出して笑っていたか」

妻:「気がおかしなったんかと思ったわ。ビックリさせんといてよ」

妻を安心させるべく、たった今まで見ていた夢の内容を、簡単に説明し終えると、

「お蔭で目が覚めてしもたわ…」と憎まれ口を叩いて、再び寝入ってしまったそうです…。

その時話した夢の内容は、今では思い出すすべもありませんが…。


これまでに「イビキが大きい」とか、

「うなされて、わけのわからんことを言ってた」と言われたことはありますが、

眠りながら声を出して笑ったことなど、多分一度もなかった筈…。

幼い子供なら、無邪気とか、可愛いとかで済む話でしょうが、

還暦を過ぎたおっさんになると、話は別!

夢を見ながら声を出して笑っている姿など、様になりませんしね!

老化現象の一つとして、精神的な抑制が利かなくなってきたのかと、

そんな不安が、ふと頭をよぎります…。

フロイト先生の精神分析では、どう診断されるのでしょうか?