放 浪 記 (62)

久しぶりに感動しました!

2010.6.30 


サッカー・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、日本は本当に頑張りました!

電波状況が悪く、地上波が受信できない我家では、リアルタイムに放送を観ることはできませんでしたが、

それでも試合経過が気になって眠れず、

夜中30分おきにベッドから起き上がり、ネットで試合経過を確認していましたので、今朝は眠くって…!


オシム前監督が病に倒れ、そのあと岡田さんが監督に就任した時、

「ベスト4」という高い目標を謳い上げた時の、サッカー関係者やマスコミ各社の「大口をたたいて…」と言わんばかりの冷めたコメントは、忘れられません。

高い目標を掲げて、それに向かって邁進しようとする人に対し、

「目立ちたがり屋のスタンドプレー」と解釈する人の、何と多いことか!

「不言実行」を美徳と考える、日本人の性格からくるのでしょうか?

ただサラリーマン時代の体験からは、無能な上司ほど、例え好結果を出したとしても(=有言実行)、

そんな部下の言動を快く思わずに、「スタンドプレー」と査定したがる傾向が強かったですね!


ところで、ワールドカップ直前の強化試合で結果が出せず、

殆どのマスコミやサッカー関係者の方が、

「サムライ・ジャパンは、0勝で予選敗退」を暗にほのめかしておられたのは、つい半月前のことでしたよね。


かく申す私も、余りに惨憺たる戦績に、

「大半の選手は、ベスト4など端から無理と思っていても、

代表に選ばれたいがために、岡田監督の目標に迎合したふりをしただけで、

監督はそれが見抜けずに、

自分にとって心地よい“ゴマスリ”選手を多く選んでしまったたのではないか」

「そして本番直前になって、亀裂が生じ始めたのではないか」

そんな疑いを半分持っていました。


ただ、もう半分は、

「これ以上落ちることはないのだから、居直れば、案外好結果が出るのではないか」

そんな楽観的な期待も、実は抱いていました…。

ですから、闘莉王選手の発言、

「俺たちは、出場チーム中、一番下手なんだから!」の一言に、大きな望みをかけていたのでした。


選手たちがどのような心境で戦いに臨んだのかは、本当のところは分かりませんが、

本大会で予選を勝ち抜くために、ともにアジア予選を勝ち抜いた功労者達を控えに回すという苦渋の決断を下した岡田監督に、最大の敬意を!

そして、控えに甘んじざるを得なかった選手には、思いがけない活躍に狂喜する我々を見返すような今後の活躍を期待したいと思います!

素晴らしい戦いぶり、心から感動しました。本当にありがとう!