放 浪 記 (59)

どうなってんの?

2010.5.1 


今年の冬は、大変に凌ぎ辛い季節でした。

特に寒さが厳しかったわけではなく、最低気温もせいぜい-13℃程度だったのですが、

寒暖の差が大きかったことと、

発達した低気圧が度々太平洋岸を北上する度に、消えかけた雪の上に新雪が積もり、

3月だけでも5〜6回は除雪車が出動したという新記録を達成(管理事務所談)!

挙句の果てには、木々の新芽もほころび始めた4月16日の夜から17日にかけて、季節外れの30cmの新雪が…。


地元の方との時候の挨拶も、3月の中旬には「もうこれきりにしてほしいものですね!」と、ぼやきながらも玄関前の雪掻きに精を出していましたが、

4月に入ってからの2度の積雪には、「放っておけば、その内に溶けるでしょう…」と半ば自棄気味に…。

そんなわけで、ゴールデンウィーク間近になって漸く、遅まきながらも「春眠暁を覚えず…」の季節を実感し始めた次第です!


毎年雪どけの頃になると、春を愛でる意識が働くせいか、庭の片隅で『フキノトウ』などの山菜を探す習慣が身に付いていたのですが、

度々の積雪で季節感がなくなったせいか、今年はそんなこと考えすらしませんでした。

いかにも行楽日和といったゴールデンウィークに入って、漸く季節感が戻ってきましたが、

ふと気が付くと、庭のタラの木の新芽(山菜の王者『タラの芽』です)が出ておらず、

毎年のささやかな楽しみでもあった、我家の庭の収穫物を材料にした自家製の天ぷらが食べられません。

特別な好物ではありませんが、無いとなるとやはり寂しいもの…。

この異常気象…、一体どないなってるの?