放 浪 記 (50)

屋根からの雪崩…

2010.2.4 


今日は立春!

当地の今朝の気温は-12℃と冷え込んではいますが快晴で、陽射しのまぶしさから、春の訪れを感じさせてくれます。


今積もっている雪は、2月1日の午後3時頃から降り始め、その日の夜半には止んだようでしたが、それでも僅かの時間で庭には30p、玄関の吹き溜まりには50p近くも積もりました…。

そもそも当地では、日本海側が数mの豪雪に見舞われても、我家のあたりは風花が舞う程度で、積もってもせいぜい10p程度まで。

ところが、今回のように太平洋岸を発達した低気圧が通過し、東京に降雪がみられる時には大雪になる傾向が強いのです。


ところで我家には、同じ日に家で生まれ育ってきた、今年16歳になる二匹の柴犬姉妹がいます。

この子たちが生まれた年は、全国的に雨が少なく、猛暑だったために、冷房の効いた快適な部屋で出産、

そのまま家の中で両親と飼い主の加護のもとに育てられた箱入り娘で、若い頃からの無精者です。

こちらに来てからは、雪が降り積もった朝はなかなか外へ出ようとはせず、飼い主が雪を掻き始めると後を付いてきて、

適当に用を済ますと、さっさと暖房の効いた部屋へと引き上げていくという始末…。

それが昨年あたりから足腰が弱ってきて、その傾向にますます拍車がかかってきたために、

彼女らの通り道を確保するために、妻は雪の降る暗闇の中、勝手口付近の雪掻きを始めたのですが…。

突然、ドドドドーーという轟音とともに、雪崩を打つように屋根に積もったばかりの大量の雪が落下…。

「ビックリしたけど、これで一安心できるね」と妻!


これまでは屋根に雪止めを付け、急速な落下を防いでいたのですが、

傾きが緩やかなために、逆にいつまでも落ちずに、積もった雪が凍って大きな氷の塊となり、

春先になると物凄い勢いで落ちてくるために、危険極まりないものでした。

雪止めを外したことと、割合暖かかったために、その日のうちに落下してくれましたので、

庭の雪が融けて犬たちが出歩くようになっても、安心して外出することができそうです。