放 浪 記 (37)

落ち葉の季節に

2009.10.24 


秋も深まるにつれて、つい最近までは鬱蒼とした深い緑に覆われていた我家の周囲の木々も、日ごとに紅・黄葉にと色づき始めるとともに、

庭や前の道路に積もった、おびただしい量の落ち葉掃きに追われています(ほとんどは妻がやっています)…。

数年前までは、落ち葉を腐葉土として利用するために、農家の方が軽トラックを運転して、大量に持ち帰られていたのですが、

加齢とともに無理が利かなくなったのか、昨年は気を効かせて山ほど積んでおいたのに、結局はどなたもお見えになりませんでした。

そういえば、キャベツ・レタスなどの手間がかかる高原野菜を栽培している畑も、年々少なくなってきています。

それに代わって今年は、種さえ播いておけば、放っておいても収穫できる蕎麦を栽培している畑が、あちこちで目立つようになりました。

お元気そうに見えても、高齢者には、しんどい仕事だったのでしょうね…。


この時期の森の中は、落葉が進むにつれて日ごとに見通しが良くなってきますので、さまざまな動物の姿を見かけるようになりました。

今朝は、姿こそ見えませんでしたが、近くで鹿の鳴き声が聞こえたり…

熊笹の中を、小動物が移動する道筋が確認できたり…

枝伝いに移動するリスを見かけたり…

足元から、突然雉が飛び立ったり…

夕方には、家の前の坂道で、荒々しい鼻息の、猪らしき動物(眼鏡をかけてなかったので、定かではありません!)を目撃…

これには、さすがにちょっとビビリました…。

それにこの付近では、ツキノワグマの目撃情報もありますので、冬眠に入る前の今の時期は、特に要注意!

そんなスリリングさを味わいながらを(本当は怖いのですが)、

熊除けの鈴をお守り代わりにして、

元猟犬候補(のはず?)で、前放浪犬のジャーマン・ショートヘア・ポインターの愛犬ソラに引っ張られながら、

今日も肥満解消と血圧を下げるために、散歩に出かけています。