でも、この時期の長雨は農作物の成長には欠かせないもの。
地元の農家の方に「鬱陶しいですね」と声をかけると、「でも、野菜は順調に育っているよ」。
確かに、我が家のミニ菜園の野菜達も、昨年とは見違えるように逞しく育っています。
昨年は、取り敢えず庭の片隅を耕して畝を作り、其処に数種類の野菜の苗を植えました。
朝晩の水やりは欠かさず、ハイポネックスという肥料もちゃんと施しました。
が、未経験者の悲しさ。食べられるまでに育ったのはシシトウとプチトマトが各々3〜4個のみで、あとの苗は茎も伸びず、葉も萎えたような惨憺たる状況でした。
「来年こそは…」と意気込んで、昨年秋から落ち葉を掻き集め、庭の片隅に積み上げての腐葉土作り…。
酸性土壌では作物の育ちが悪いと聞くと、消石灰で土壌の改善を試みたり…。
庭の山栗が不作だった為に、肥料名は失念しましたが、とにかく根元近くに散布をしました…。
野菜達は昨年と較べると、見た目には随分立派に成長してくれましたが…。
青々と茂った大根の葉っぱを引っ張って抜いてみると、出てきた本体はせいぜい20p程にしか成長していません。
どうやら畑の耕し方が浅く、土が硬いが為に成長しきれなかった様です。
結構背が高くなった茄子・トマト・キュウリも、正体不明の虫に花が食い荒らされ、実りが期待できそうにもありません。
これは腐葉土に関する認識不足で、昨秋に積み上げた葉を、今春畑に混ぜたのですが、本来腐葉土になる迄には3年は要するとのこと。
単に枯れ葉を混ぜる事によって、土の中に虫の生育場所を作っただけで、結果悲惨な虫害を招いたようです
。妻は、「虫の餌用に、野菜を育てているようなもの」とがっくりと来ています。
今の時期、とりわけ雨の降った後で見ると、野菜も見違えるほどに成長していますが、それ以上に雑草も伸びています。
これを抜かないことには、豊かな(?)実りは期待できないので、根負けしないように頑張らざるを得ません。
今年の春までは、「人畜無害・根から枯らす」という除草剤を使用していましたが、枯れた痕を見ると、折角の自然には相応しくないと思え、手間は掛かりますが手で抜くことにしました。
唯、庭に植えた一部のハーブ、とりわけミント類の雑草をも凌ぐ成長ぶりには驚くばかりです。
セージ・タイム・ローズマリー等も何とか根付いてきたようです。
先日、妻がスパゲティーに使ってくれましたが、自分で育てた農作物の味は格別なもの!
「ハーブは虫が付き難くて育て易いからや!」とは、野菜担当の妻が、ハーブ担当の夫に投げかけるやっかみの言葉です。
梅雨明けには、どのような成果が上がっているのでしょうか。
山栗の樹も、昨年よりは花も多く咲きましたので、かなりの収穫が見込めるはず?今年の秋は栗三昧の生活を、と目論んでいます…。