今朝、庭を歩くと、サクサクとした感触に加えて、時折ズブッと靴が土にめり込んで…、
落葉松の落ち葉の下で、霜柱で5pほど土が盛り上げっていることに気付きました。
いよいよ本格的な冬がやってきたようです。
ここしばらくは、オンラインショップで買ったばかりの、バッハ他の宗教曲を中心に聴いていたのですが、
久しぶりに気分転換も兼ねて、バッハの鍵盤曲を聴きました…。
その中から、A.シフのピアノによって曲想の多彩な変化が鮮やかに表現された、イギリス組曲第4番をエントリーします。
【第1曲:前奏曲】
泉のように次から次へと湧き上がる多彩なエピソード。新鮮な感動をもたらしてくれる、シフの演奏です。
【第2曲:Allemande】
三連音符がきらきらと輝きながら穏やかに流れていく、優雅で格調の高い演奏!
【第3曲:Courante】
溌剌として、初々しい感動をもたらしてくれる演奏。
【第4曲:Sarabande】
微かな衣擦れの音さえ憚られるように舞われる、高雅さを湛えたサラバンド。絶品の美しさが漂います!
【第5曲:MenuetT&U】
第1メヌエットは、喜悦感が滲み出た、楽しく活気に満ちたもの。
対照的に流れるような第2メヌエットには、愛おしい感情が漂います。
【第6曲:Gigue】
活気に満ちた心弾むようなジーグは、どこか誇らしさが感じられるもの。華やかさに満ちた、素晴らしい終曲です。
冬を迎える緊張感に加えて、山の北東斜面にある我家では日暮れが周囲に地区よりも早いために、余計に気持が憂鬱になってきます。
そんな時に聴いたシフのバッハに、久しぶりに、心からの寛ぎと癒しを感じることができました。