旧軽井沢方面の情報収集と、ついでに昼食用のパンを買うために、急遽そちらの方へと車を走らせましたが…。
今年は、本当に人出が少ないですね!
オフシーズンかと勘違いするほどに、殆ど車の走っていない軽井沢本通りを経由して、あっさりと旧軽井沢ロータリーに到着。
通りに沿った民間の駐車場も、ガラガラの状態。
いずこの行楽地も、レトロな装いになった東京駅や、スカイ・ツリーに客を奪われているのでしょうか…
それとも…?
今日は、部屋の窓を開けっ放しにして、心地良い風に吹かれながら、
オネゲルの「夏の牧歌」を、マルティノン指揮のフランス国立響の演奏で聴きました!
スイスの作曲家オネゲルが28歳の1920年に書いたこの作品!
総譜には、アルチュール・ランボーの詩の中でも最も美しいと言われる“Aube(夜明け・暁)”が、エピグラフとして記されているとか…。
エントリーするのは、マルティノン指揮するフランス国立放送管によるもの。
爽やかな大気感に覆われた、実に心地よい演奏です!
日の出とともに地面からモワーっと立ち昇る、草いきれのような大気感に覆われた冒頭部…
鳥たちの囀りの気配が、遠くの方で聞こえて…
熱い陽射しの中、時折涼風が忍び寄り…
マルメラの詩にインスパイアされた、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」を思わせるような、印象主義的な雰囲気が漂いますが…。
そんな中、素朴で鄙びた雰囲気を漂わせた牧歌が、伸びやかに歌われる…。
今の季節にピッタリの、抒情的で美しい佳曲です!