しかもこの2曲は、6曲のヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲作曲を依頼されていたモーツァルトの友人で、後任としてザルツブルグの宮廷・教会に赴任した作曲家ミヒャエル・ハイドン(交響曲の父ハイドンの5歳下の実弟)が、
病気のために期限内に約束を果たせなくなったために、代理として急遽残りの2曲を作曲したもの…。
ただ、先年には『ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲(K.364)』を完成させていたこともあり、書法には習熟していたでしょうし、
弦楽四重奏のハイドンセットに取り組んでいた、楽想の充実していた時期の作品でもあります。
グリューミオとペリッチャのデュオによる演奏は、若々しくて颯爽としたもの!
ヴィオラの渋い音色が伴奏となって、グリューミオのヴァイオリンの美しさを際立たせている、そんな印象を強く受けました。
実はこの曲、これまで聴く機会が殆どなくって、クレーメルとカスカシャンの演奏でしか知らなかったのですが、なぜか良い印象を持てませんでした。
グリューミオ盤を聴いた後、あらためてクレーメル盤を聴くと、
こちらは、二つの楽器がお互い囁き合うように、対等に会話している演奏と感じられたのです。どうやら甘ったるさが鼻についていたようです。
でも、漠然と抱いていた不満の原因が解かると、これはこれで傾聴すべき演奏で、初めて面白く聴くことができました。
でも、どちらが好きかと言われれば、迷わずグリューミオ盤を選びます。
美しい透明感に溢れるアンサンブル、素晴らしいと思います!
しかもこの2曲は、6曲のヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲作曲を依頼されていたモーツァルトの友人で、後任としてザルツブルグの宮廷・教会に赴任した作曲家ミヒャエル・ハイドン(交響曲の父ハイドンの5歳下の実弟)が、
病気のために期限内に約束を果たせなくなったために、代理として急遽残りの2曲を作曲したもの…。
ただ、先年には『ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲(K.364)』を完成させていたこともあり、書法には習熟していたでしょうし、
弦楽四重奏のハイドンセットに取り組んでいた、楽想の充実していた時期の作品でもあります。
グリューミオとペリッチャのデュオによる演奏は、若々しくて颯爽としたもの!
ヴィオラの渋い音色が伴奏となって、グリューミオのヴァイオリンの美しさを際立たせている、そんな印象を強く受けました。
実はこの曲、これまで聴く機会が殆どなくって、クレーメルとカスカシャンの演奏でしか知らなかったのですが、なぜか良い印象を持てませんでした。
グリューミオ盤を聴いた後、あらためてクレーメル盤を聴くと、
こちらは、二つの楽器がお互い囁き合うように、対等に会話している演奏と感じられたのです。どうやら甘ったるさが鼻についていたようです。
でも、漠然と抱いていた不満の原因が解かると、これはこれで傾聴すべき演奏で、初めて面白く聴くことができました。
でも、どちらが好きかと言われれば、迷わずグリューミオ盤を選びます。
美しい透明感に溢れるアンサンブル、素晴らしいと思います!